愛媛大学農学部生命機能学科

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渡部亜弥さん(生命機能学科 応用生命化学コース2年)が,「第24回愛媛大学学生による調査・研究プロジェクト(プロジェクトE)研究成果発表会」にて,最優秀賞と特別賞(発表者相互評価)の2つの賞を受賞しました!

「江戸から令和まで,酢酸菌の400年適応進化を実験室で再現できたか?」

 渡部亜弥(農学部 生命機能学科1年:採択時)

リンク: https://www.ehime-u.ac.jp/tp_20250627_sls/

渡部さんは,大学入学直後に応募した本プロジェクトに採択され,1年生の時から研究室に通って実験を繰り返してきました。今回はその研究成果が高く評価されたものです。

愛媛大附属高出身の渡部さんは,高2時に実施された授業「課題研究Ⅰ」で酢酸菌の研究に取り組みました。江戸時代から続くお酢屋で使われている酢酸菌(酢屋株)と、自然の中から採った酢酸菌(野外株)の性質の違いに注目し,「酢屋株は野外株が酢屋の環境に適応進化したのではないか?」と仮説を立てて実験を行いました。

高校時代に1週間ごとに酢屋環境をまねた培地に受け継ぐことによって野外株を適応させており,大学ではその菌株について詳細に解析を行いました。

渡部さんはこの研究成果を,1年生でありながら酢酸菌研究を専門とする大学や企業研究者が集う研究集会(酢酸菌研究会第12回研究集会)でも発表しました。

愛媛大学ではこのように学生が自発的に行う研究を支援する制度があります。是非,皆さんも活用してみてください。 

リンク: https://www.ehime-u.ac.jp/campus_life/student-project/

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