先生・在学生からのメッセージ|愛媛大学農学部生命機能学科

福原将太さん(株式会社Mizkan J plus Holdings内定)

出身高校:広島県立広島国泰寺高等学校

2021年3月卒業、2023年3月修士課程修了(予定)

就職先はどのように選びましたか?

私は、幼い時に大きな病気を経験したため、人の健康に関わる職につきたいという思いを持っていました。また、大学で就職を意識し出した頃から、人の生活に身近な分野で働きたいという思いも漠然と持つようになりました。これらの思いから、食品業界と製薬業界を視野に入れていました。しかし、これから先何十年と働くのであれば、できるだけ前向きに、笑顔の多い職場で働きたいと考え、薬とは違い、食べることで、心身の健康を実現できる、食品メーカーに就職することを決めました。最終的には社員の方々との相性や、会社が掲げるビジョンなどを重視して会社を選びました。

採用試験・面接に向けての準備は?

修士1年生の秋頃からインターンシップに参加したり、企業説明会に参加したりし、情報収集をしたり、自分に合う企業を探したりしていました。それと同時に、エントリーシートを添削してもらったり、面接練習をしてもらったり、自己分析をしたりと、準備を進めていきました。

就活で苦労したことは?

周りの学生の就活状況があまりわからなかったことです。全国の同じような分野を志望する学生がどれくらいエントリーしているのか、どのような業界を視野に入れているのかなどがあまりわからない中で就活を進めることが不安であり、苦労しました。

面接はどうでしたか?

最終面接以外のほとんどの面接がWeb上で行われました。対面の面接と比べ、面接官の圧を感じにくい一方で、自分のアピールしたい点や、雰囲気が伝わりにくいという難しい点もあったと思います。どれだけ面接練習に取り組めるかで、緊張の度合いや、話し方などは、かなり変わるように思いました。最終面接は対面が多かったため、Webに慣れていた反面、不慣れな緊張感を大きく感じました。

就活についてアドバイスをお願いします

就活は、他の学生との戦いのように感じる人が多いと思いますが、私自身は、自分が働きたいと思う会社を見つける時間だと思っています。農学部に通っているからといって、必ずしもそのような分野で働かなければならない訳でもなく、知名度や、会社の大きさなどに左右されず、広い視野で就活をすることが、自分が納得いく就活をするポイントだと思います。逆に、会社についてあまり調べずに就活を終えると後悔する就活になると思います。新卒で、これだけ自由に会社を見ることができるのは学生のうちだと思うので、悔いのないように就活を行うことを意識すると良いと思います。

大学でもっとやっておけばよかったことはありますか?

時間を大事にすることです。大学生は、自由に使える時間が多いです。アルバイトをする、趣味を見つける、友達と遊ぶ、使い道は本当になんでもいいと思いますがこれだけ時間を自由に使えるのは今が最後だと思うので、ただぼーっと過ごすのではなく、時間を大切にすることをお勧めします。自分だったら、本を読むことと、全国各地に旅行に行くことをやっておけばよかったと思っています。

役に立った大学の講義や研究は?

講義としては、特に専門科目はどれも役に立ったと思います。自分の研究について面接で話すときに、文系の面接官は思ってもない切り口で質問をしてくることもあるので、そのような時に、自分が学んだ分野を結びつけて、わかりやすく回答することができることもあります。興味ない分野でも、どこかで役に立つかもしれないという姿勢が大切だと思います。

高校生にメッセージをお願いします

今の高校生活を一生懸命送ってください。将来のことを考えることも大切ですが、大学に進んで、いろいろなことを経験する中で、やりたいこと、進みたい進路が少しずつ見えてきます。現在の高校での勉強、部活動、行事など、全てに一生懸命取り組むことで、人として、大きく成長できると思います。苦しいことも多いと思いますが、今の高校生活を全力で送ることが、大学でも、就職活動でも、その先でも、必ずいい形になって返ってくると思っています!

福原将太さんの就活スケジュール

修士1年(2021)10月〜(2022)2月:インターンシップ参加・企業研究・自己分析・面接練習

(2022)2月〜4月:エントリーシート作成・一次面接・二次面接

(2022)5月〜6月:最終面接・内定

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