先生・在学生からのメッセージ|愛媛大学農学部生命機能学科

菊地琢磨さん(愛媛県職員内定)

2017年3月卒業、2019年3月修士課程修了(予定)

就職先はどのように選びましたか?

私は生まれも育ちも愛媛県で、愛媛のことが大好きな愛媛っ子です。そのため将来は愛媛のために働きたいという漠然としたイメージを持っていました。農学部で農業経済学や環境学、分子生物学、有機/無機化学、遺伝子解析学といった学問に触れて、国の重要な産業である農業に関連した仕事をしたいと考えるようになりました。そんな折、愛媛県職員農業職の説明会が農学部内で行われ、農業職は直接農家をサポートしたり、試験研究をするといった幅広い業務に携わることを知り、とても魅力を感じました。農業振興を通して地元愛媛県に貢献したいという思いが強くなり、愛媛県職員農業職を志望しました。

採用試験、面接に向けての準備は?

愛媛県職員農業職の採用試験は1次試験と2次試験があります。1次試験は教養試験と専門試験から成ります。私は公務員講座を受講せず独学だったので、先輩や知り合いからノートやレジュメを譲って頂き、市販の参考書や問題集を購入して勉強しました。2次試験は3日かけて行われ、作文試験、集団討論、個別面接等から成り立っています。その対策としては愛媛県の採用ホームページに記載された過去問を参考にしました。また、愛媛県の特徴や政策はどのようなものか、昨今どんなことが起きたかなど、徹底的に調べました。さらに、民間企業の就職活動も行っていたので、その経験が面接やSPI3の対策になりました。

就活で苦労したことは?

勉強です。大学院入学後に公務員試験の勉強を始めたため、大学入学直後に動き始めた人たちに比べるとかなり出遅れていました。試験まで1年ほどしかない上に、公務員試験勉強以外にも講義や自分の研究など、やることはたくさんあります。その他サークルや、バイト、趣味、友人との交流といった私生活も充実するように1年という限られた時間の中で計画を立てて進めていくことに苦労しました。

役に立った大学の講義や研究は?

2回生の時に受講した植物生理学がとても役に立ちました。この講義は植物の重要性とその活用を学ぶ講義で、植物のつくりや機能、タンパク質について知ることができました。この講義から特に植物に興味を惹かれるようになりました。もちろん後の公務員試験の勉強にも活かすことができました。

大学の就活支援は利用しましたか?

愛媛大学の就職支援課には専門のスタッフが常駐し、愛媛大学の学生なら誰でも無料で利用できます。就活の相談や面接の練習をしてもらいました。また、10月から1月にかけて行われる就職準備講座や学内企業説明会も利用しました。私が愛媛県職員農業職を志すきっかけになったのも、この学内説明会です。

高校生にメッセージをお願いします

就活は準備が最も大切だと思います。就活直前になって何かを行おうとしても「何をやればいいかわからない」ということになりかねません。3回生(もしくは大学院1回生)の夏と冬にはインターンもあります。それまでに自己分析を行い、自分が就きたい職種、業種を調べておくとスムーズです。また、公務員や特別な資格が必要な仕事に就きたい場合にはさらに早く動き出すことが大切です。大学は多くの特別な経験を積むことができる場所です。講義や研究、サークルやバイト、人との関わり、どれも特別な経験です。これらの経験は就活だけでなくその後の人生でもきっと役に立つことでしょう。「悩んだらとにかく行動する」そんな学生を目指して頑張ってください!

菊池琢磨さんの就活スケジュール

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