准教授
浅木 直美
KEYWORD土壌、作物、栽培
土壌肥料学
土壌の養分動態解析、植物栄養分析、土壌特性解析を基礎とし、地域資源や有用生物を活用 した持続的・環境保全的な土壌、栽培管理に関する教育研究を行う。
省力でも持続的で生産性の高い作物栽培技術を確立する
准教授
浅木 直美
KEYWORD土壌、作物、栽培
土壌肥料学
土壌の養分動態解析、植物栄養分析、土壌特性解析を基礎とし、地域資源や有用生物を活用 した持続的・環境保全的な土壌、栽培管理に関する教育研究を行う。
土壌肥料学
土壌の養分動態解析、植物栄養分析、土壌特性解析を基礎とし、地域資源や有用生物を活用 した持続的・環境保全的な土壌、栽培管理に関する教育研究を行う。
農家の高齢化や農地の大規模化が進む中、生産性を維持しつつ農作業の省力化や農薬や肥料などの資材費を削減できれば、農家の収入を増加・安定させるだけでなく、環境への負の影響も抑えることができると考え、省力・省資材でも持続的に高収量を得られる作物栽培システムの開発を目指しています。水稲栽培に関するこれまでの研究によって、除草剤散布や除草機利用など、除草作業を行わなくても、雑草の発生が抑制できる場合があることが確認されています。代かき後の田面水の濁りの程度、土壌表層の植物残渣量や微生物活性が雑草発生に影響を及ぼしている可能性が示唆されています。水田に発生する雑草発生量を左右する土壌条件を明らかにしたいと考えています。
メタンガスは主要な温室効果ガスの一つです。日本の水田からのメタンガス排出量は、農林水産業・食品製造業における温暖化ガス排出量の約10%を占めており、排出量の削減が求められています。水田からのメタン発生のメカニズムの1つは、湛水によって水田土壌の還元化が進み嫌気的な条件下で絶対的嫌気性古細菌であるメタン生成菌が働き、有機物が分解されて生じる二酸化炭素や酢酸などからメタンガスが生成されます。水田からのメタン排出量を効率的に削減する方法を開発するために、水田土壌中の有機物の分解と無機化がどのように進行するのか、さらにそれらが、土壌の還元化やメタンガスの発生にどのように関係しているかを明らかにしたいと考えています。