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食料生産学専攻植物工場システム学コース・知能的食料生産科学特別コース

環境をコントロールして植物の特性を理解し利用する

藤内 直道

准教授

藤内 直道

KEYWORD環境調節、微気象、施設園芸

緑化環境工学

居住空間に植物を配置することで人間の快適性を向上させるシステム(グリーンアメニティ)、植物工 場・温室における環境調節および植物診断に関する教育研究を行う。

知能的食料生産科学

コンピュータコミュニケーション技術の開発と利用、植物生体情報や環境情報の収集と解析、植物や環境に関するビッグデータ活用を通して、食料生 産の情報化・知能化の推進、スマートアグリの実現を目指し、6次産業化などの総合情報システム化によるフードイノベーションに関する教育研究を行う。

緑化環境工学

居住空間に植物を配置することで人間の快適性を向上させるシステム(グリーンアメニティ)、植物工 場・温室における環境調節および植物診断に関する教育研究を行う。

知能的食料生産科学

コンピュータコミュニケーション技術の開発と利用、植物生体情報や環境情報の収集と解析、植物や環境に関するビッグデータ活用を通して、食料生 産の情報化・知能化の推進、スマートアグリの実現を目指し、6次産業化などの総合情報システム化によるフードイノベーションに関する教育研究を行う。

※農学研究科研究グループ(ARG)「スピード育種システム研究グループ」メンバー

教育・研究内容1乾燥に対する植物の特性を環境の変化から明らかにする

 土壌や空気が乾燥すると、植物は葉の気孔という「口」を閉じるなどの防御反応をしますが、過剰な防御反応は成長に悪影響を及ぼしてしまいます。トマトなどの園芸作物を安定して栽培するためには、品種ごとに異なる防御反応を理解し、栽培現場で発生しうる乾燥の程度に合った品種を選ぶことが重要です。では、どのようにして乾燥に対する特性を品種間で比較すればよいのでしょうか?私たちは、コントロールされた環境下に植物を置き、植物と環境の間のエネルギーと水の出入りの変化から、その植物の乾燥に対する特性を明らかにできると考えました。トマトを対象にして、それを証明するための実験に取り組んでいます。

エネルギーと水の出入りから植物の特性を明らかにする
エネルギーと水の出入りから植物の特性を明らかにする

教育・研究内容2トマトの品質が良くなる栽培を実現する

 食味が良い、機能性関与成分が多く含まれているといった高品質なトマトの需要は年々高まっていて、いろいろなトマト品種が市場に出てきています。しかし、このような新しいトマト品種を上手に栽培し高品質な果実を安定して生産できる人はそう多くはありません。昔からよく栽培されてきた品種とは異なる条件で栽培しなければいけないからです。そこで私たちは、新しいトマト品種を様々な条件で栽培して得られたデータから、栽培条件と植物生育やトマト品質をつなぐ式を品種それぞれで作ろうとしています。この式ができれば、そのときどきの植物の状態や気象条件に応じて、高品質トマトの生産に適した栽培条件を決めることができるようになります。

栽培条件と植物生育やトマト品種をつなぐ式をつくる
栽培条件と植物生育やトマト品種をつなぐ式をつくる

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