教授
石橋 弘志
KEYWORD地球環境、生体分子、生態系保全
生態系保全学
主に水圏生態系の生物過程の解明と生態学的立場からの保全・管理。
地球環境の安全・安心のために
教授
石橋 弘志
KEYWORD地球環境、生体分子、生態系保全
生態系保全学
主に水圏生態系の生物過程の解明と生態学的立場からの保全・管理。
生態系保全学
主に水圏生態系の生物過程の解明と生態学的立場からの保全・管理。
※農学研究科研究グループ(ARG)「農環境・生態系の保全と食の安全に係る 包括的有害物質監視・リスク評価研究グループ」メンバ-
人間活動によって生じる地球規模での自然環境の悪化や生態系の破壊が 危惧されています。そこで地球温暖化や化学汚染などが人間を含めた生態 系に及ぼす影響とリスクを明らかにするため、主に刺胞動物(サンゴ)、 甲殻類(アミ)、魚類(ヒメダカ)、(水棲)哺乳類などを対象に研究を行っています。核酸、アミノ酸、タンパク質、脂質、ビタミンなど様々な 分子によって細胞が作られ、細胞が集合して組織となり、組織が集合する ことで、生体を形成しています。多様な生物種の分子レベルを中心として、細胞→組織→個体→集団レベルに対する高水温や環境汚染物質などの 有害性・影響濃度を明らかにし、それらと実環境中濃度との比較などからリスクの予測を試みています。
医薬品の開発ではイン・シリコ(コンピュータ上で作り出された)で医薬品とその標的分子との相互作用を解析し、医薬品候補をスクリーニングしています。一方、世界では1億4000万種類以上の化学物質が登録されて おり、我々は多くの恩恵を受けている一方、生態系を構築する多様な生物 種に対しては未知の有害性を示す可能性があります。そこで多様な生物種 の内分泌系(エストロゲン受容体など)や脂質代謝系(ペルオキシソーム 増殖剤応答性受容体)などに関与する核内受容体などの生体分子に着目 し、これらと化学物質との相互作用をイン・シリコでスクリーニングしています。多様な生物種に対して有害性を示す可能性のある化学物質の探索・同定や毒性影響の生物種間差・感受性因子の解明を行っています。