教授
内村 浩美
KEYWORDセルロースナノファイバー、CNF、機能紙開発
紙産業教育
木材を材料として有効活用するために、パルプ製造や抄紙技術、機能性素材の開発や複合化、製紙廃棄物や排水処理に関する教育研究を行う。
新たな機能紙を開発して、人々の生活をもっと便利に!
教授
内村 浩美
KEYWORDセルロースナノファイバー、CNF、機能紙開発
紙産業教育
木材を材料として有効活用するために、パルプ製造や抄紙技術、機能性素材の開発や複合化、製紙廃棄物や排水処理に関する教育研究を行う。
紙産業教育
木材を材料として有効活用するために、パルプ製造や抄紙技術、機能性素材の開発や複合化、製紙廃棄物や排水処理に関する教育研究を行う。
近年、高機能先端材料として様々な分野で注目されているセルロースナノファイバー(CNF)は、軽くて強く、寸法安定性、透明性、ガスバリア性などの特性を有するバイオ系の材料です。植物繊維をナノメートル(1/1,000,000ミリ)サイズにまで小さく解して作ります。 我々はこのCNFの製造法や用途開発の研究を行っています。CNFを活用して、これまで世の中になかった紙を開発することにより、人々の生活をもっと便利にすることができます。 例えば、ボールペンで書いた文字(インキ)を消しゴムで消せる紙や、酸素などの気体を遮断するガスバリア紙、健康状態を紙で検査できる医療診断用の機能紙の開発などを行っています。
近年はあらゆる分野において電子化が進んでいます。しかし、現在でも契約書や履歴書などの公式文書では紙が多く使われています。これらの重要文書では主にボールペンが用いられていますが、修正したい時にボールペンで書いた文字は消しゴムで消すことができません。最近ではペン上部のラバーとの摩擦熱によって文字を消せる ボールペンもありますが、常時消去できることから「公式文書には使用できない」と明記されています。 そこで、我々はボールペンで書いた文字(インキ)を消しゴムで消すことができる機能紙を開発しました。更に、この機能紙には一定の時間が経過すると消しゴムで文字を消せなくなる特性も付与しました。我々は皆さんの生活が便利になる新しい紙の開発を行っています。